ハンガーマネージメント

しようもないダジャレで恐縮だが、ダイエットでは「空腹」をいかに管理するかはとても重要である。脳は活動に大量のカロリーを要する器官であり、我々ホワイトカラーの頭脳労働の生産性は空腹感によって著しく低下する。しかし体重を減らすためなら職業などどうでもいいという人は多くあるまいし、それはホワイトカラー、知的労働者にふさわしくない考え方である。かと言って空腹を紛らすために無秩序・無計画に間食をしていてはダイエットの成功はおぼつかない。そこでどのような方法で空腹を紛らすかを考える必要が生じるのである。

間食

空腹を感じているのだから、とにもかくにもなにかを摂取して空腹を紛らすのは基本である。経験上、飲み物ではあまり効果がない。無論、カロリーが大きなものを口にしてはダイエットの進捗に影響が生じる。カロリーが低く食べごたえがあるものを日常から把握しておくべきである。

たとえば、こういう商品がある。
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また、ガムは10枚入りのパッケージ全体でおおよそ30kcal程度のものがある。一回空腹を紛らせ、集中できる精神状態を整えたらすかさず仕事に取り掛かり「作業興奮」を起こすようにした方がよい。

運動

空腹を感じたときに運動などする気にならないかも知れないが、不思議なことに無理やり体を動かすと空腹を感じなくなる。空腹とは燃料が足りないから感じるもののはずなのに、より燃料を必要とする活動を行うとそれを感じなくなるのは不思議なものだ。神が設計した人体にあるバグなのかも知れない。私の場合、勤務しているフロアの5階上に会社の購買があり、間食を買いに行く際にはエレベーターを使わずに行くが、これでも多少は空腹が紛れる。

ただ、この種の運動をしたからと言って「すこし食べてもいいか」などと思わないことだ。少なくとも階段で何階か上り降りすることで消費される程度のカロリーは微々たるものであり、ダイエットの進捗にはほぼなんの影響もない。冷徹に活動量計が示す数字だけを信じ、これを頼りに行動すべきである。逆説的だが、こうすることで謂わば「予算」を厳密に管理し、「頑張りすぎ」による体調不良(風邪等)をも避けることができるのだ。