序に代えて

ダイエットについて何を書くべきか。こう考えた時に思い浮かべることがある。

2年前のある日、私の左手は私の意志に従うのをやめ、小刻みに震え始めた。私は脳の異常を懸念して会社を早退し脳神経外科を受診した。医師が処方した薬は「湿布薬」であった。曰く


「肩こりが原因でしょうね。少々太ってきたことが原因かも知れません」


私は生来、痩せて見える方である。肥満を指摘されたのは生まれて初めてであり衝撃であった。しかし数値は正確かつ残酷に事実を告げる。当時の私の体重はBMIからは初期の肥満ということにならざるを得ない。私の肉体が搭載した脂肪が私の華奢な筋肉に過大な負荷を加え結果として肩こりを起こしていたというのはありそうな話である。

爾来、ダイエットを決意し半年ほどの間に標準体重よりやや少ない今の体重までに減量した。差し引き8kgほどのダイエットに成功したことになる。だが思うにダイエット前の私の体重や体型というのはホワイトカラーにありがちなものだったろう。つまり「小太り」だったということだ。

ダイエットについてその個人的進捗や日々思うことを綴るだけでは、それほどの興をそそるものではあるまい。しかしながらしてみれば私が行ったダイエットは運動不足に陥りやすいホワイトカラー向けの方法論という価値があるかもしれない。

では私の方法論は何に基づくのであろうか。思うにこのようなことであろう。

  • 活動量計の数値と摂取カロリーの厳格なる記録と管理
  • ダイエット中に直面する様々な困難への精神論に傾かざる具体的な対処。これらの困難には以下のことが挙げられる。
    • 業務中の空腹
    • 体調の不良や風邪
    • 無聊を託つ週末
    • 飲み会
    • 美味なる食事
    • その他
  • カロリーの少ない食品、料理
  • ダイエット中に行う運動について

今後このブログのエントリではこれらの事事を折りに触れ綴っていきたいと思う。